
幼児に読み聞かせる絵本の選び方
小さな子供に、絵本の読み聞かせをするのは、とても素敵なことです。
まず一つ目に、子供自身の「話を聴く力」が育ちます。自分の知らない世界の事を、豊かな挿絵とともに聞くことは、想像力を育てるのにも役立ちますし、人が話すのをじっと黙って聞くことの練習にもなります。
また二つ目に、親にとっても良い経験になります。最近は核家族化が進み、どのようにして幼児と触れあえば良いのか分からない、新米パパやママもたくさんいると思います。そのようなとき、すでにお話と絵が用意されている絵本があれば、それを読むだけで我が子とのコミュニケーションが図れるのです。繰返し読むうちに、子供の反応を見たりしながら、声色を変えたり、驚かしたりという、物語の筋に沿ったバリエーションを加えるのも良いでしょう。
このように、絵本と言うのは親子間の優れたコミュニケーションツールであると言えます。
その絵本を選ぶときに、重視したいのはどのような点なのでしょうか。
一つ目は、正しい日本語が使われていることです。大人用の本の誤植は、版を重ねてもあまり訂正されませんが、子供用の本はすぐに、親からの訂正の連絡があるそうです。はじめに言葉を学ぶ子供たちには、間違いのない日本語を読んであげたいものです。
次に大切なのは、豊かな擬音語がつかわれていることです。特に乳幼児向けの絵本では、擬音は子供たちが理解しやすく、注意を引きやすい素材です。
日本語が多言語と比べて特に際立っているのは、擬音語の豊富さです。元から良くある擬音語とともに、幼児向けの絵本には作者が心をこめて考えた、面白い擬音語が溢れています。子供たちの想像力を膨らませるのは、良い擬音語でもあると言えます。
三つ目は、良い挿絵があることです。色彩、線の太さ、絵と文の割合など、さまざまな要素があります。まだ日本語を覚えている途中の子供たちは、絵を見ることで視覚から、絵本の楽しさを学ぶ面もあります。なので、物語に合った絵柄の、素敵な絵本を選んであげたいものです。
最後に、何より重要なのは親自身がその絵本を好きなことです。親が楽しんで絵本を読んであげることが、何より子供たちの心に響く絵本の読み聞かせになるでしょう。